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ボールペンのシミの落とし方!家にあるものでキレイさっぱり

2021.2.11

ボールペンのシミの落とし方!家にあるものでキレイさっぱり

ミソシル編集部

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第2のお母さんとなって、育児や家事をサポートする”おせっかいな”ご家庭サポート「東京かあさん」によるWEBメディア『ミソシル』は、働く女性や子育て中のママたちに役立つ情報やニュースをお届けします。

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ふと着ていた服を見て「ボールペンのインクが付いてしまった!」と焦った経験はありませんか?シミになってしまい「もう落ちないかも…」と諦めてしまう方も多いはず。そんなときにぜひ試してほしい、ボールペンのシミの落とし方を紹介します。シミにならない予防策も、あわせてチェックしておきましょう!

ボールペンのインクが漏れる原因は?

そもそも、なぜボールペンのインクが漏れてしまうのでしょうか。その主な原因は、以下の2つが挙げられます。

インクが漏れる原因1:リフィル内に空気が入ってしまう

ボールペンの先をよく見ると、小さなボールが付いています。本来ならこれがフタになっているため、ボールペンのインクが漏れることはありません。ところが、ちょっとした拍子でペン先の部分に空気が入ってしまうことも。すると、インクの出が悪くなり、字がかすれるようになってしまいます。

この状態でボールペンを使い続けると、リフィル内の空気がどんどん増加します。その結果、インクが外に漏れてしまうのです。

リフィル内に空気が入ってしまう主な原因は上向きによる使用。真上でなくても、水平より上の角度なら空気が入りやすくなります。壁に貼っているカレンダーに記入する、机を使わずにメモするなどの習慣がある方は、インク漏れの現象が起こりやすいといえるでしょう。

インクが漏れる原因2:ペン先に吸水性のある素材が触れる

多くのペンは、ペン先が触れたものにインクが出ていく仕組み。そのため、吸収性の高いティッシュや布などに触れると、インクがどんどん吸い込まれていきます。ペン先が出た状態で服など吸水性のあるものにインクが触れれば、インクは出ていきます。この現象によるものです。

インクタイプ別のボールペンのシミの落とし方

ボールペンのシミの落とし方は、インクのタイプによって異なります。もしインクが漏れてシミになってしまったら、以下の方法を試してみましょう。

ただし、部分的に処理を施すため、その部分だけ服の色が落ちてしまったりします。大切な服の場合は、クリーニング屋さんに頼んだ方が安心です。

■水性ボールペンのシミの落とし方①(汚れの程度が軽い場合)

1.シミになった部分を水で濡らし、その上にペーパータオルを置きます。
2.しばらくすると、ペーパータオルにインクが染みこんでいきます。これを数回繰り返します。
3.シミが薄くなったら、洗濯機で洗いましょう。

■水性ボールペンのシミの落とし方②(汚れの程度がひどい場合)

1.シミになった部分を、水と石鹸でもみ洗いします。
2.インクが浮き出てきたら泡を洗い流し、もう一度もみ洗いをします。
3.これを何度も繰り返したあと、洗濯機で洗います。

※石鹸は、手洗い石鹸と洗濯石鹸のどちらでもOK。お湯で洗えば、より洗浄力がアップします。

■油性ボールペンのシミの落とし方

1.上から「シミになった部分を下にした衣類」「汚れてもいい無地の布」「ビニール」の順で重ねます。
※先にエタノールまたは除光液を衣類に少しつけ、生地が変色しないかをチェックしておくと安心です。

2.シミになっている部分に、消毒用エタノールまたは除光液を少量ずつかけます。
※除光液は、プロピレングリコール類が含まれているものを選びましょう。

3.別に用意した布で、シミになっている部分をトントンと叩きます。布ではなく、歯ブラシで叩くという手もあります。叩いているうちにインクが溶けていくので、シミが薄くなるまで繰り返しましょう。
※ゴシゴシと擦ると繊維の奥にインクが入り込んでしまうので、あくまでも「叩く」ようにするのがポイントです。

4.シミが薄くなったら洗濯機で洗いましょう。跡にならないよう、できるだけすぐに洗濯するのがおすすめです。

インク汚れを予防するために家庭でできること

頻繁にボールペンのシミが発生する方は、ボールペンの使い方を変えるだけで、シミを防げます。以下の予防方法を試してみてください。

・保管方法を見直す

ペンケースや箱に入れている場合、横向きや上向きになってしまうことも。この状態で長時間放置していると、リフィル内に空気が入ってしまう可能性があります。ペン先が下を向いた状態で、ペン立てに入れておくのがおすすめですよ。

・上向きで書ける筆記用具を使用する

「保管方法が変えられない」「水平より上の角度で書く場面が多い」という方は、上向きの状態でも筆記できるアイテムを選びましょう。上向きに対応しているボールペンは、リフィル内のインクタンクが密閉されているため、どんな方向で書いても問題ありません。各メーカーから販売されているので、気になる方はチェックしてみましょう。

・油性ボールペンの使用を避ける

油性ボールペンのインクは水性に比べて粘土が高く、使用し続けているうちにインクがペン先にたまりやすい特徴があります。とくにペン先のボールが同じ方向にばかり動いている場合、この現象が起こりやすくなります。「油性ボールペンで書いていると、よく袖が汚れる」という方は、水性に切り替えてみるのも1つの手です。

この記事のここがミソ!

・汚れる原因のひとつはボールペンの使い方にある
・水性と油性で落とし方が変わる
・色落ちが心配な服以外は、自宅で落とすことを試すと良い。

知らないうちに発生してしまいがちな、ボールペンのシミ。一見落ちにくそうに見えますが、ちょっとした作業で元の状態に近づけることができます。洗濯機に入れる前に、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

また、ボールペンのシミを予防するためにも、インクがもれない環境を整えておくことも大切です。大切な衣類を守るためにも、ボールペンの種類や使い方、保管方法を見直してみましょう。

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