2021.6.25
お風呂の換気扇掃除ってどうやる?カバーが外れない場合や簡単な汚れ予防法
お風呂の換気扇、掃除していますか?バスタブに比べて換気扇はつい後回しになりがち。カバーやファンが外れないから掃除の仕方がわからない、なんて人も多いかもしれません。そこで今回はお風呂の換気扇のタイプ別掃除方法と、簡単にできる汚れ対策をご紹介します。
お風呂の換気扇についている汚れは、ほとんどの場合「ほこり」と「カビ」。浴室内の空気を外に逃がすときに、ほこりといっしょに湿気も吸い込み、換気扇のカバーやファンなどに付着します。
浴室は寝室やリビングと比べ湿度が高いので、カビも発生しやすい場所です。放置すればするほど汚れは落ちにくくなるので、定期的に掃除するよう心がけましょう。
面倒くさい……と思ってしまいがちなお風呂の換気扇掃除ですが、汚れをそのままにしておくとどういう問題が起きるのでしょう。
換気扇内部にほこりがたまると、ファンの回転に影響が出ます。ファンの音が大きくなったり、異音が聞こえているなら注意が必要です。故障の原因にもなる得るので、換気扇を回すたびに違和感があるなら早めに掃除した方がよいでしょう。
浴室は湿度が高く、他の部屋と比べカビも発生しやすいです。換気扇は天井や壁の高い位置に設置されている場合が多いので、換気扇の掃除をしないと上からカビが降ってくる……なんて恐ろしい現象も。壁や床、お風呂の椅子などに付着すると、浴室全体がカビやすくため、なるべくキレイな環境を保ちたいですね。
換気扇にほこりが溜まったままでは、乾燥効率も下がります。浴室乾燥機能を使っているご家庭の場合、乾燥時間が伸びて電気代が高くなる場合もあるでしょう。
湿気が多いじめじめした浴室を長時間乾燥し続けるより、短時間のうちにカラッと湿気を取り除いた方がカビの発生も抑えられます。換気扇のほこりを見て見ないふりをするのはNG。気になったらすぐにお掃除を始めましょう。
お風呂の換気扇掃除では事前準備も重要です。掃除を始める前に確認したいポイントは以下の通りです。
お風呂の換気扇掃除は、主に表面についているカバーとファンの掃除がメインです。まずは取扱説明書などを見て、カバーやファンが一般の人でも取り外せるタイプなのか、外せないタイプなのかを確認しましょう。
取り外せるタイプであっても、自分でできるかどうかは別問題。取り外せないタイプや、取り外しに自信がない場合の掃除方法もあるので、どこまで掃除するかを明確にしておくのも大切です。
お風呂場に限りませんが、換気扇を掃除するときは電源を切ってから行うのが原則。掃除中に誤って電源が入らないよう、ブレーカーも落としておくと安心です。換気扇を掃除中だと家族に伝え、電源スイッチやブレーカーにふれないよう伝えておきましょう。
天井などについている換気扇の掃除は、思った以上にほこりやカビを吸い込みやすいです。作業するときはマスクを着用し、吸い込まないよう気をつけましょう。
洗剤で手荒れをしたり、ファンで手を傷つける可能性もあるので、ゴム手袋も必須です。安心して掃除に専念できる環境を整えてから、掃除をするよう心がけてください。
お風呂の換気扇はタイプによって掃除方法も異なります。カバーと換気扇が外れるかどうかを確認してから掃除を始めましょう。
換気扇カバーとファンの掃除に役立つのが中性洗剤です。外れるタイプの換気扇の場合、取扱説明書を確認しながら取り外しと分解を行いましょう。カバーとファンが外れる場合、同じ方法でまとめて掃除が可能です。
【用意する物】
・中性洗剤
・スポンジや歯ブラシ
・乾いた布
【掃除手順】
(1)カバーを取り外したら、全体をざっと流す
(2)中性洗剤を吹きかけ、スポンジや歯ブラシなどで洗う
(3)よくすすぎ、乾いた布で水気をとる
カバーやファンがほこりまみれになっている場合、(1)の前にティッシュなどであらかじめほこりを取り除いておくと掃除しやすいです。
取り除けないカビがあれば、中性洗剤をよくすすいだ後にカビ取り剤を吹きかけるのもおすすめ。お風呂の窓を開けておくなど、換気できる環境で掃除をしてください。フィルターも同様に掃除できるので、自分で外せそうならまとめて汚れを一掃できるとよいでしょう。
水気が残ったまま換気扇カバーやファンなどを取り付けるとカビが発生しやすいので、設置する際は完全に乾いているか確認するのもポイントです。
換気扇カバーを無理に外そうとすると、誤って故障させてしまうかもしれません。外れないときはストローを使った掃除方法がおすすめです。
【用意する物】
・掃除機
・ストロー(数十本)
・ガムテープ
・はさみ
【掃除手順】
(1)掃除機のヘッド部分を外し、本体の穴を埋めるようにストローを差し込む
(2)本体とストローをガムテープでしっかり固定し、ストローの先端をはさみで斜めにカット
(3)カットしたストローの先端を換気扇カバーにあて、掃除機でほこりを吸い取る
掃除機のノズルをストローで代用する方法です。専用ノズルがない、お風呂場で使うのに抵抗がある場合におすすめです。
ファンが取り外せない、取り外しに自信がない場合でもきれいにすることは可能です。無理に取り外そうとすると故障してしまうかもしれません。賃貸物件の場合は貸し主とトラブルになる場合もあるので注意しましょう。
【用意する物】
・中性洗剤
・スポンジや歯ブラシ
・水で濡らした布(2枚)
・乾いた布
【掃除手順】
(1)水で濡らした布全体に中性洗剤をつける
(2)(1)の布で全体をよく拭き、細い溝の汚れはスポンジや歯ブラシで取り除く
(3)別の水で濡らした布をかたく絞り、ファンについた中性洗剤が落ちるまで拭く
(4)最後に乾いた布で水気をきり、完全に乾くのを待つ
ファンが外れないからと言って、シャワーなどで直接水をかけるのはNG。故障の原因につながるので中性洗剤をつけた布で丁寧に汚れを拭き取りましょう。中性洗剤をしっかり落とすのも重要です。洗剤のぬめっとした感触がなくなるまで拭き、最後は乾拭きして乾燥させれば完了です。
お風呂の換気扇は掃除しにくい場所だからこそ、こまめな掃除とカビ対策が大切。換気扇についたほこりは、ティッシュでこまめに拭き取るだけでも効果的です。ほこり取り用のフィルターをペタっと貼っておくのもいいでしょう。
カビ予防なら燻煙タイプの防カビ剤も手軽でおすすめ。掃除の手間が少しでも楽になるよう検討してみてはいかがでしょうか。
・お風呂の換気扇はカバーやフィルターを外せるかどうかを確認
・中性洗剤で汚れを落とし、しっかり乾燥させてから取り付ける
・ほこりやカビ対策をしておくと◎
家族みんなが気持ちよくお風呂に入るには、定期的なお手入れが欠かせません。バスタブだけではなく換気扇もピカピカにして、リラックスできるお風呂タイムを過ごしましょう。