2021.4.25
共働きワンオペ妻が夫と役割交換?「大黒柱妻の日常」発売中
「共働き」がノーマルとなった令和時代。でもその体制は、まだまだ整っていません。家事、育児の多くをこなす妻と、仕事に励む夫の立場が分かり合える地点はどこにあるのか。子育て共働き世帯の、夫婦お二人に読んでいただきたい本です。
女性の社会進出、経済的不安、さまざまな理由が重なりあって、令和のいまは「共働き」は珍しいものではなく、当たり前の時代。妻も夫と同じように、仕事をする時代になったいまもなお、立ちはだかるのは「女性が家事育児をする」という前提の壁。
脈々と時代のなかに受け継がれてきた「女性は家事や育児が得意である、得意であるべき」という風潮も、少しずつ変わり始めています。
仕事をしながら家事、育児をすべて妻だけがやるなんて、本来なら体力的にも精神的にも、時間的にも現実的ではないはず。
そんなストレスを募らせてきた女性のみなさんが共通して感じる、夫への不満。
でも実はそんな夫の行動にも理由があって、言い分があったことを初めて知った妻が漫画で描かれていきます。
令和時代に投げかける共働き漫画『大黒柱妻の日常 共働きワンオペ妻が、夫と役割交換してみたら?』。
累計100万PVを記録した、WebメディアCakesの大人気連載、待望の書籍化です。
主人公は、フリーランスデザイナー、40歳の丸山ふさ子。2人の子どもがいて、出産後ワンオペで育児担当をしてきた彼女は、心のどこかに「もっと仕事がしたいのに」という気持ちを募らせていきます。
ある日、夫に打ち明けると、夫はより早く家に帰ることができる事務職に転職を決意。そこから夫婦の立場は逆転。ふさ子は、家計の7割以上を担う「大黒柱」に。
夢見た「大黒柱妻」になるも、ずっと封印してきた仕事欲を爆発させていくうち、自分が絶対になりたくなかった「昭和のお父さん」になっていくことに気づくふさ子。
夫の立場も、妻の立場もわかるようになったとき、見えてなかったものが見えてきます。
夫と妻の立場が逆転することで、令和の共働き問題への答えは出るのでしょうか??
著者は『母がしんどい』『キレる私をやめたい』『ママだって人間』の著者、田房永子さん。漫画以外にもエッセイ作品も手がける田房さんは、これまでは主人公を「エイコ」とし自らの体験を描いてきましたが、今回初めて架空の人物を主人公とするフィクション作品に挑戦。
著者:田房永子
定価:1,320円
ページ:128ページ