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知っておきたい「マニキュアの正しい捨て方」適当に処分…はNG! 

2021.4.23

知っておきたい「マニキュアの正しい捨て方」適当に処分…はNG! 

ミソシル編集部

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セルフネイルの楽しみは、その日の気分や服装に合わせてカラーを選べること。季節が変わると、新色を試してみたくなったり、ときにはちょっと冒険してみたり。そうやって楽しんでいるうちに、使わないマニキュアが何本もたまってしまうことが…。そんなマニキュア、どう処分していますか?意外と知られていないマニキュアの正しい捨て方をご紹介します!

実はNG? やりがちなマニキュアの捨て方

中身が固まってしまってもう使えないマニキュア。容器自体も小さいし、残っている中身も少量だから適当に捨てちゃってるという人も多いのでは? でも、実はマニキュアの捨て方は自治体によって決められています。捨て方のルールは地域によっても異なりますが、それを確認せずにやってはいけないことが2つあります。

これはNG!■マニキュアをボトルごと可燃ゴミとして捨てる

それほど大きくないからといって、そのままほかの可燃ゴミに紛れ込ませてゴミ袋へポイッ。分別が苦手な人はついやりがちですが、一部の地域を除いてはやってはいけないNG行動です。

多くの自治体では、マニキュアはボトルやキャップなどを分別して捨てる、もしくは不燃ゴミに出す、と決まっています。なぜなら、ボトルの素材は、ガラスやプラスチック、ナイロンなどさまざまな素材でできているため、各素材の分別方法が自治体によって異なっているからです。分別に厳しい地域では回収してもらえない可能性も。

ただし、中には中身ごとマニキュアを可燃ゴミとして出せる自治体もあります。自分の住んでいる地域がそうであれば問題ありませんが、確認もしないまま「まぁ、いいか」と安易に捨てるのはやめましょう。

これはNG!■残った中身を入れたまま捨てる

自治体のルールによって、マニキュアのボトルやキャップを分別して捨てるよう決められている場合は、少量であっても中身を処分しないと捨てられません。中にはカチカチに固まっている場合のみ中身を残したまま不燃ゴミとして出せる地域もあります。しかし、ほとんど自治体ではマニキュアの中身を取り除いてから捨てるよう指定しています。基本的に「マニキュアは分解してから捨てる」と覚えておきましょう。

ただし、意外とやりがちなのが残っている中身を少しだから…と排水口などに直接捨ててしまうこと。マニキュアは水に溶けないので、中で固まって詰まってしまう恐れが! たとえ少量でも直接捨てたり、流したりするのはNGです。

 

自治体のマニキュアの捨て方をチェック!

マニキュアはボトル、キャップ、ハケ、中身と分解することができます。悩むのはそれぞれのパーツを可燃や不燃など、どのゴミとして出せばいいか、ですよね。

基本的には

・ボトル/不燃ゴミ
・キャップとハケ/プラスチックゴミ または 可燃ゴミ
・中身/可燃ゴミ

と覚えておけば問題ありませんが、これらをどう扱うかは自治体によって異なります。「マニキュア 捨て方 住んでいる市町村」で検索すれば自治体ごとのパーツの分別法がわかりますよ。

 

マニキュアの正しい捨て方

では、実際にマニキュアを分解していきましょう。ボトル内に中身が残っている場合、まだトロリとした液体状なのか、カチカチに固まっているのかによっても捨て方は違ってくるので、両方のやり方を紹介します。

マニキュアを捨てる準備の注意点

マニキュアには揮発性の高い成分が含まれています。そのため、ニオイで気分が悪くなったり頭が痛くなってしまうことも。マニキュアを捨てるときは、閉め切った場所で長時間作業しないようにしましょう。部屋の窓や扉を開けて換気しながら作業するか、ベランダなど屋外で行なうことがおすすめです。

また、作業はやさしく丁寧に。特に中身を取り出すとき、マニキュア液が目に入ったり肌や服につかないよう気をつけてください。

【STEP1 中身を出す】

 

<用意するもの>

・ビニール袋
・マニキュア液を吸い取る紙や布
・除光液

 

●中身がトロリとした液体状の場合

<出し方>

1. ビニール袋の中に、マニキュア液を吸い取るための紙か布を敷きます。

2. 吸い取り用の紙(布)にボトルの口をあてて逆さまにし、中身を出します。

3. 2の状態で、ニオイが気にならない風通しのよい所に一晩放置して、液を出しきります。

ボトル内にマニキュア液がまだ残っている場合は、除光液を少し入れてキャップを閉めます。上下に数回振って溶かす→捨てる を繰り返して。

4.液がすべて出きったらボトルを取り出し、ビニール袋の口をしっかり閉じればOK。

 

●中身がカチカチに固まっている場合

ボトルを逆さまにしても中身が出てこないほどカチカチに固まっている場合は、除光液をフル活用! ボトル内に8割ほど除光液を入れ、しっかりとキャップを閉めてからよく振って一晩そのまま置いておきます。中のマニキュア液が溶けたら、あとは上記の<出し方>3、4と同じです。

途中でボトル内に入っている小さなボールが出てきたら、中に戻しましょう。ボールが入っていないと除光液が混ざりにくく、マニキュアが溶けなくなってしまうからです。ボトルの口周りなどマニキュアが付着している部分は、いらない紙か布に除光液を含ませ拭き取っておくことも忘れずに

 

●キャップが開かない場合

ボトルの口周辺についたマニキュアが固まってしまい、キャップが開かないこともよくありますよね。そんな場合は、40~50℃のお湯にボトルごと約1分浸してみてください。熱で固まったマニキュアが柔らかくなってくるので、グイッと力をこめれば開けられるようになりますよ。

 

【STEP2 空になったボトルを乾かす】

ボトル内外がきれいになったら、キャップを外して10分ほど乾かします。このとき、キャップの柄やハケにまだマニキュアが残っている場合は、除光液を使って拭き取って。除光液は揮発性があるので、どちらもすぐに乾きますよ。

【STEP3 分別して捨てる】

あとは、以下のように分別して捨てれば完了です。

中身を出したビニール袋 → 可燃ゴミ

キャップ・ハケ → プラスチックゴミ または 可燃ゴミ

乾いたボトル → 不燃ゴミ

ただし、自治体によってはキャップとハケを分けて捨てるよう指示している場合もあるので、自治体のルールに合わせて分別してください。

また、ボトルが瓶だった場合、自治体によっては資源ゴミとして出せるケースもあります。基本的に化粧品などの瓶は資源ゴミに出せないところが多いのですが、中には中身がきれいに取り除けていればOKのところもあるので、これもまた自治体ルールを確認してみてくださいね。

 

この記事のここがミソ!

・マニキュアは住んでいる自治体ルールに従って捨てる

・基本的にはパーツを分解して処分

・残っている中身は除光液を上手に活用して取り出す

色を選んだり、塗ったりするときはアレコレ楽しく考えても、いらなくなったら適当に処分してしまいがちなマニキュア。正しく捨てるにはいくつかの作業が必要ですが、覚えてしまえばそれほど大変ではありません。

使わなくなったマニキュアが何本かたまっているようなら、この機会に思いきって正しく捨ててみませんか。

 

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